私の１５年以上の経験で気づいたのはほとんどの方々は鍼の効果を十分にはご理解されていないようですので体験したことを簡単にまとめてみました。なお、ここに書いてある体験者のほとんどは定期的に総合的な鍼灸治療を受けて、効果が出ている方々です。治療回数、治療間隔、体質、病態の程度などによっては、効果の出る期間が異なりますが、参考になれば幸いです。

毎日、下剤を飲まないと排便がなくて、おなかが張ってきて、仕方がない方です。一ヶ月の治療で排便が以前より自力で出るようになってきて、下剤も週一回にまで減るようになってきたそうです。

抗がん剤の治療後、一週間、排便がない方です。薬に頼りたくないので、たまたま、チラシを見て、鍼治療を受ける気持ちになり、治療を受けられました。治療を受けた日の夜に排便があり、それ以来、通常通り排便ができるようになったそうです。

Ｃ様は何年も便秘で気にしていたそうですが、ひどい状態ではなかったので、薬に頼らずに放っていました。なお、主訴は膝の激痛でしたので、そこを中心にしながら、さらに全身治療をいつも通り行いました。排便が良かったり、悪かったりしている状態で、一年間総合的な鍼灸治療を受けていると、ある日、気が付くと毎日排便があるようになっていましたそうです。

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